猫好きな方や猫を飼い始めたばかりの方の中には、猫が何を考えているのかイマイチわからない…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「なんとなく猫の気持ちがわかるような気がするけど確信が持てない…」
「鳴き声の意味がわかるようになりたい…」
身近に猫が居ればそんな気持ちになりますよね。
そこでこの記事では、猫の感情を理解するために観察するべきポイントをお伝えします!
猫が出しているサインを網羅して紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
・鳴き声から読み取る猫の気持ち
・しっぽの動きに表れる猫の気持ち
・表情に表れる猫の気持ち
・体勢でわかる猫の状態
約5年間猫と過ごす筆者が、普段の生活からわかったことや書籍で学んだ知識を全て盛り込んだ、「猫の気持ち説明書」となっています。
猫の気持ちをもっと深く理解して、より強い信頼関係と絆を猫と築いていきましょう。
鳴き声でわかる猫の気持ち
猫の気持ちを理解するためにまず注目して欲しいのが鳴き声。
猫は本来鳴き声でコミュニケーションを取ることはあまりありません。猫同士の意思疎通は行動やボディランゲージで充分行えるからです。
つまり猫が鳴くのは、人に何かを伝えるためなのです。
その分鳴き方で猫の感情を捉えるのは、他のポイントよりも簡単です。鳴き方と感情の詳しい説明は下記をご覧ください。
猫のしっぽに注目!実は感情が出やすいポイント
猫のしっぽは感情によって、位置や動きにかなり変化が見られます。
意識して観察するとそれがわかるようになるはずです。
猫も常に鳴いているわけではありませんし中にはあまり鳴かない猫も居るので、猫が黙っている時はまずしっぽの状態を確認してみてください。
下記ページでしっぽの状態とその時の気持ちを画像付きで説明しています。
猫の表情から気持ちを読み取る
鳴き声やしっぽに比べて変化を把握するのが難しいのが”表情”です。
人間と違って笑顔になったり眉間にシワが寄ったりするわけではないので、猫の表情を読み取るには「どこを見れば良いか」を知っておく必要があります。
猫の表情から感情を汲み取るためには目・耳・ヒゲを主に観察してみてください。
それぞれの箇所にどういった変化が表れて、どういう気持ちでいるかを詳しく説明しているページが下記です。
体勢にも猫の心理状態が表れる
猫の体勢も、内面の状態が反映されるポイントの一つです。
どういう状態の時にどんな体勢を取るのか詳しく見ていきましょう。
安心安全でリラックス
●ヘソ天
動物にとって弱点であるお腹が丸見えの状態。
こんな体勢になるのは身の危険を全く感じていない証拠です。無防備すぎるので、なかなかヘソ天姿を見せない猫も居ます。
●横座り
半分寝ているような姿勢で、頭を下につけて前足もだらんと放り投げているような時はとてもリラックスしています。
※頭が持ち上がっていたり、前足がしっかりと地面についている時は少し周りを警戒しています。
●香箱座り
猫を飼っている方ならよく見かけるであろう「香箱座り」。
この姿勢だと、前足を折り曲げた状態で体の下にすっぽりと収めているので、すぐに動き出すことはできません。
つまり、逃げ出す必要がない=安全だと分かっている時に香箱座りをしているのです。
ひとまず落ち着いている時
●スフィンクス座り
香箱座りとは違い、前足を前に伸ばした座り方です。犬で言うところの伏せの状態。
香箱座りよりはスムーズに動き出すことができる体勢で、「落ち着いているけど、何かあったら逃げ出すぞ」といったところです。
●エジプト座り
いわゆる「お座り」の姿勢です。
ひとまず落ち着いた状態ではありますが、周囲への警戒は怠っていません。
やや警戒〜緊張状態
●しっぽを体にくっつけたお座り
お座り状態で、しっぽが体にくっついていたら緊張気味のサインです。
※しっぽが前足を隠すように巻きついていたら、逆にリラックスしている状態。
●低めの姿勢
普通に立っている時より低めの姿勢を取っている状態。
こういった時は何かを警戒して少し恐怖も感じています。原因がわかる時は対処してあげましょう。
●うつ伏せ
体を丸めて耳も伏せているような状態です。
この時の猫の心理状態は緊張と恐怖。何かを強く恐れている時の体勢なので、恐怖の対象を取り除いてあげてください。
まとめ:猫を観察すれば気持ちがわかるようになる!
猫の感情を理解するために見るべきポイントを4つ紹介してきました。
猫は、鳴き声・しっぽ・表情・体勢と全身で感情を表現しています。よく観察して変化を敏感に捉えることができれば、少しずつ猫の気持ちや心理状態がわかるようになってくるはずです。
猫の気持ちを理解することで、より良い関係性を築いていきましょう。
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